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薬剤師さんたちと一緒に地域医療を変えていく健康術

 これは、ある薬剤師さんの発言でした。個人経営薬局の薬剤師は、その町の健康管理の一端を担っていると思ってほしい、経営が困難になったからといって簡単に姿を消してはならない! とおっしゃるのです。


 薬剤師は人の身体を診る専門職なのだから、ただ薬を売ればいいという発想を変えなくてはならない、もっと地域と密着した販売をと強調されていました。


 先日開催されたセミナーの演者たちには鬼気迫る雰囲気がありましたが、客席には多少温度差が感じられました。言っていることは理解できても、消費者(患者)の選ぶ力が強くて、どうにもならないという気持ちがあるのでしょう。


 薬を処方できるのは医師だけです。ここが大きなポイントです。看護師は患者と医師の間を繋いで薬を変えてもらうような治療のプロセスに参加できますが、だからといって、訪問看護の際に薬剤師から預かった薬を置いてくることすらできません。


 薬は、薬剤師でなければ渡してはならないのです。私たちが1日かけて病院に行き、3分診療で同じ薬をもらっているのは、他に方法がないからなのです。病院の薬の方が、街で市販されているよりずっと安いという変な国です。


 多忙を極める労働者は仕方なく高い薬を薬局で買っています。俗に言う「医者に診てもらう」という行為は、医師が診断術という能力を持っていることを「頼り」にしているからです。「あなたの病気はこれだから、この薬がいいでしょう」と言われて処方してもらう。


 その安心を買うために時間を売ってまで病院に行く。保険にも加入しているのですから、使わなくてはもったいないでしょう。しかし薬剤師は、医師の処方が変わらない限り同じものを出し続けます。治療に携わることは滅多にありません。


 先日、薬を減らしたいと強く訴える患者さんがいて、「どうして急に言い出したか」と医師が質問したところ、薬剤師さんから副作用で便秘が激しくなってきていると言われたと答えられました。それを聞いた途端に無責任な薬剤師だと医師が怒り出すシーンがありました。


 便秘に効く薬を追加しようとすると「先生、とにかく薬はもうたくさんなんです!」と拒否されました。飲まないで楽になる方法はないのかの一点張り。医師も困ってしまい、「飲まないでいたいなら、通院を止めるしかありません」と言えば、それは嫌で、医師から飲まなくても大丈夫と早く太鼓判を押してもらいたいと訴えられるのです。


 もう何年も通っているのに一向に元の状態に戻れないじゃないかと。医師が「それが慢性疾患というものです」とお答えになっていましたが、患者さんは不服のご様子でした。


 こうした訴えの中で、薬剤師さんに出来ることはないのでしょうか。


 生き残りはどこの業界にも言えることで、消費者は常に「頼りになる方」に流れていきます。医師の言葉より頼りになる街の薬局があれば、そちらを選ぶということです。家の近くの薬局はいつも早く閉店してしまうから、駅近くの大型チェーン店で細々した買い物をするついでに調剤をしてもらう方が便利で「頼り」になります。


 どんな過疎地でも病院を建てて欲しいのは、総合病院だと色々な科があって検査もしてくれて便利で安心できる雰囲気があるからなのです。医師が足りないので、紹介状がないと病院には来られないルールを作ってみましたが、3千円以上払ってもいいから最初から病院で診てもらいたい人が増えています。


 いつから薬が同じ病院内で貰えなくなったのか、いつから街の医師が往診をしなくなってしまったのか、おそらくですが、医療の精神より楽に儲かる方向に流れた業界全体の責任もあるでしょう。


 セミナーの司会を終わって、私自身もぐったりと疲れてしまいました。どこから変えていけばいいのか頭が追いついていかない。どうしたら日本は高齢社会を乗り切ることができるのか、また振り出しに戻って考えされられた1日でした。


(yomiDr.石井苗子の健康術 2012年9月18日)


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【 2014/03/12 】 訪問看護コラム | TB(0) | CM(0)
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