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「ハマラッセン・キッチン」にはまりましょう

(「料理仲間に入りましょう」という意味です)


 「はまりましょう」とは、東北の一部の地域で使われている言葉だそうです。「仲間に入りましょう」という意味だと教わりました。「みんなで料理にはまりましょう」という第1回の「ハマラッセン・キッチン」が福島県郡山市にある仮設住宅内で、2月18日に開催されました。写真はその時のものです。去年から準備してきたことでしたが、3月末までに4回開催する予定でいます。


 主催は、私の活動部隊「きぼうときずな」と、日本医療政策機構の2組織ですが、キッチンシェフのチームは全国で被災地に出張料理教室をやってくださっている東京のシェフが協力をしてくださいました。


 2011年から福島県の医療支援活動をやってきていますが、今年で4年目に入ります。資金を得ることもできそうなので、訪問看護活動は継続していくつもりでいますが、今回の料理教室とのコラボレーションは初めての企画でした。


 郡山市には数か所の仮設住宅地帯があるのですが、福島県は他の被災地と異なり、戻りたくても故郷に帰れない環境の方々がたくさんいらっしゃいます。自力で立ち上がって仮設住宅を出ていく方と、残っていらっしゃる方の間には客観的に見ても確固たる生活の質の差が出始めてきていて、「健康」について語るにしても、自己の高揚のためとか自己評価を高めるといったような言葉が、現在も仮設にお住まいの方々には、なかなか浸透せず、むなしく響くと感じることがあります。


 ソチオリンピックの真っ最中で、大雪で道も歩けず気温は0度以下といったような仮設住宅の環境の中、テレビを見ている方も多かったのでしょうが、オリンピックの話題はほとんどありませんでした。前回、オリンピック選手の活躍について私の感想を書きましたが、実際にカウンセリングをやる時に私の感情話などは全くいたしません。自分の関心や感情はひたすら抑えて、相手の話を傾聴するのが仕事なのですが、それでも、向こうからひとつぐらい競技を見て励まされたといった言葉が出てこないかと思っていましたが、残念ながらひとつもありませんでした。ニコニコと笑っていらっしゃるのですが、話す話題がない。そこに辛(つら)いものを感じました。


 シェフのチームは、東京から食材や料理器材を全部トラックに積み、明け方に出発して現地まで来てくださり本当に頭が下がる思いがしました。


 でも、集会所に集まってくださった方は、元気な高齢女性ばかりでした。


 我々が料理教室の手伝いをするかたわらでは、聖路加看護大学の講師が健康相談を、福島県栄養士協会の方々が栄養相談を受け、ストレスの状態を測定する自律神経測定班とその説明要員はリラクゼーションヨガ教室を開きました。その後、料理を食べながら、循環器内科の医師と日頃の体と精神の状態を話していただきましたが、今後の医療支援活動の課題は山積みだと感じました。


 自治体の方や、仮設住宅生活支援相談員とか被災住民担当保健師といった役職の人たちとも会議を持つのですが、同じ人間であることに違いないのに、こちら側からあれこれ企画しても集まる人はいつも同じで、元気な女性たち。これは根本的なところの解決のめどが立っていないことになります。むしろ忘れていかれる傾向にある方々にこれまでとは違った生活の方向性を自ら見つけてもらうキッカケをつくらなければならない。それができていないことが胸にこたえます。


 社会参加へ繋(つな)がる支援をすることが、被災された住民の方々の心を強くし、人と繋がっているのだという確認をし、何か次に繋がるという満足感を持つ。さらにそれが次の生活意欲の拡大に繋がる。大学で勉強した「マズローの欲求の5段階」を生活に具体化した文章なのですが、これは、生理的欲求が一番下の基盤にあって、次に安全の欲求→社会的欲求→尊厳の欲求→自己実現の欲求と三角形の頂点に向かってだんだん欲求が高くなっていく理論なのですが、あの震災から私たちはどの欲求をきちんと改善していっているのだろうかと改めて疑問に思いました。上っ面だけ何かやった気分になっているのではないかと。こうしたことを常に反省しながら次のプロジェクトを考えていくべきでしょう。今、思案中です。


(yomiDr.石井苗子の健康術 2013年7月30日)


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【 2014/03/18 】 訪問看護コラム | TB(0) | CM(0)
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