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町亞聖さん、母を介護した奇跡の10年「もっと一緒にいたかった」

 フリーアナウンサーの町亞聖さんは大学受験を控えた18歳のとき、母親の広美さんがくも膜下出血で倒れた。介護生活は、広美さんが末期がんで亡くなるまでの10年に及んだが、町さんは「多くの気づきをくれた奇跡の10年でした」と振り返る。
  

 「お姉ちゃん、起きて」。平成2年1月8日。高校3年の3学期の始業式の日でした。母の様子がおかしいと、妹に起こされました。「吐き気がする」と母は言っていましたが、意識もありました。夕方になっても良くならず、父が帰宅後、病院に行ったんです。


 翌日検査すると、くも膜下出血と分かりました。私は学校から帰宅後、父と妹から説明を受けました。妹は「死んじゃうかもしれない」と泣きじゃくって。


 手術を受ける前、病室で母は「心配かけてごめんね」と話していました。しかし、手術後、徐々に声がかすれ、右手と右足も少しずつ動かなくなって。10日後に脳梗塞を起こした母は、言語障害と右半身不随という重い後遺症を背負うことになってしまいました。


 幼い弟と妹の母親代わりをしながら、母が入院中は毎朝6時には病院に行きました。大学受験は失敗し、浪人することに。母は4カ月後、リハビリ専門の病院に移り、翌年の2月に退院したんです。


 当時は在宅介護の情報がなく、試行錯誤でした。家も狭くてバリアフリーではなかったので、母が車椅子で移動するのも大変。街中も段差がたくさんありましたが、買い物などなるべく母を外に連れ出しました。車椅子でも「母は母」。母との生活は私にとって普通のこと。隠すことではなかったんです。


 1浪後、大学に進学し、夢だったアナウンサーになりました。人前で話すことが好きでしたが、自分が伝えたいことが、母の介護を通じて明確になった。障害を持つ人が地域で普通に暮らすこと。老いや病気、介護は誰にでも起こる可能性があること。「もし自分だったら」と、多くの人に考えてもらうきっかけをつくりたいと思ったんです。


 母も私がテレビに出るのを喜んでくれて。でも、アナウンサーとして働きながら介護を続けていた平成10年、母が末期の子宮頸(けい)がんであることが分かったんです。がんはステージIIIb。骨盤やリンパ節にもがんが転移して手術もできない状態。統計的には余命半年、と説明されました。


 後にがんの取材をするようになり、早期なら死ぬことのない病気と分かりました。「気づいてあげられなかった」と大きな悔いが残り、今も立ち直れていないですね。


 在宅介護で看取(みと)ることは家族で決めました。病院は非日常の世界。母が唯一、自由に過ごせる家に戻ってきてほしかった。地元の総合病院に緩和治療科があり、訪問看護を受けることができました。この頃、父の胃がんも分かりましたが、早期で手術をすれば回復するということでした。


 母ががんと分かってから1年半がたった11年11月。18日は母の50歳の誕生日でしたが、誕生日を迎える前、母が激しい痛みに苦しみ始めました。痛みから救うため、モルヒネを使うことを決断。モルヒネを使うと意識のある状態には戻せない。でも、在宅介護を決めたときから延命措置はしないと決めていたんです。


 9日、自分の部屋にいると、「意識が戻ったみたい」と叔母に呼ばれました。母は、それまでは目は何も見ていないようでしたが、目に正気が戻っていた。最期に父を見て、ほほ笑んだんです。


 介護生活をやりきれたと思えるのは母のおかげです。


 がんの末期に母は人工肛門の手術をしたんですが、初めてうんちが出てきたとき、「ほら、ほら」って私を呼ぶんです。普通は人工肛門を着けたら落ち込むと思うんですが、そんな様子をみじんも見せない。「お母さん、すごい」と思いました。完敗ですよね。


 母は、障害者になったこともがんになったことも受け入れ、最期まで笑顔でいてくれた。自分の状況を嘆いたり怒ったりしたこともありません。支えていたつもりが、母に支えられ励まされていました。「この母のためなら」。そんな思いでいっぱいでした。本当に感謝しています。


 母と過ごした10年間は気づきや学びがたくさんありました。20年一緒にいたら、20年分の学びや気づきがあったはず…。もっと、母とずっと一緒にいたかったです。


(産経新聞 11月30日)


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【 2013/12/20 】 訪問看護ニュース | TB(0) | CM(0)
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